訪問歯科診療と訪問口腔ケアについて
近年急速に進みつつある高齢化社会において、高齢者の健康管理と適切な医療の確保が今日の社会の大きな課題となっています。
訪問歯科診療、訪問口腔ケアを希望される方は在宅歯科診療申込み書と調査票(PDF)にご記入の上、厚木歯科医師会事務局までFaxにてお申し込みをお願い致します。
訪問歯科診療
訪問歯科診療は“高齢で介護を受けている人”や“身体が不自由で通院が難しい人”を対象に、原則として介護保険による在宅サービスと医療保険となります。
従って介護認定が必要になります。
歯科医師の訪問によって、移動用歯科治療機材を持ち込み、ベッドサイド等で訪問歯科治療を行います。
診療費用として医療保険の費用と介護保険の費用が掛かります。
訪問口腔ケア
歯科衛生士による訪問口腔ケアでは「清掃を中心とするケア」と「機能訓練を中心とするケア」の2つの療養上の管理指導を受けることができます。
介護保険のみの適応で月に4回までとなります。
- (1)「清掃を中心とするケア」の目的
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- ① むし歯や歯周病の予防
- ② 口腔内細菌による二次感染の防止
- ③ 心臓病(感染性心内膜炎、狭心症、心筋梗塞)の予防、脳卒中の予防
- ④ 誤嚥による嚥下性肺炎の予防、糖尿病の悪化の予防、他
- ⑤ 口臭の除去
- ⑥ 口腔出血の防止
- (2)「機能訓練を中心とするケア」の目的
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- ① 咀嚼、摂食、嚥下、発音の機能の維持、回復
- ② 唾液分泌の促進